私は自分の本心が全く分からない大人だった。

「自分の本心がわからない」

そう言うと、「え?自分のことなのに?」って思いますよね。

でもね、分からないんですよ、これが。

毒親育ちの方なら共感してくれる人がいるんじゃないかと思うんですけどね。

きっかけは「母の機嫌」で生きてきたこと

私は子どもの頃から、自分の本当の欲求より 「母が喜ぶかどうか」 が判断基準でした。

例えば、お菓子。

本当は欲しいのに「これ買って」と母にお願いしても「ダメ」と言われる(であろう)お菓子があれば、ねだらない。

逆に母が「いいよ」と言うだろうな、というお菓子があれば、私は本当は欲しくないのに「これ買って」とねだる。

他には習い事。

小学2~3年生の頃「ピアノを習いたい」と言えば母はOKする、と、なぜか確信があったので実際にそう言うと、やっぱりすんなりOKが出ました。

なぜピアノだったらOKしてくれる、と確信を持っていたのか、は今でもよく分からないけど、何となくOKですだろうな、と考えていたことは覚えてます。

私は本当はピアノなんて興味なかったんですよ。

ただただ母に拒否されたくなかっただけ。

結局、中学2年生までピアノは続いた(正確には辞めさせてもらえなかった)けど、いや~さぼってばっかだったな💦

ちなみに、私がピアノを習い始めたのを見た次女はエレクトーン教室を母にねだり通い始めたんだけど、数か月で辞めてましたね。

私が辞めたいといっても拒否するのに、次女の願いはすんなり受け入れる母。

こんな事を延々と繰り返した結果、自分が本当は何を食べたいのかすら分からない子どもに育ちました。

就職活動で自分自身を追い詰める私

これがガッツリ表面化したのが、大学時の就職活動です。

自己分析という、就活生にとっての地獄。

  • 「あなたの強みは?」
  • 「あなたの弱みは?」
  • 「あなたが本当にやりたいことは?」

知らんがな、と😩

自分の本心がわからないんだから、自己分析もクソもないわけです。

それでも内定は欲しいから、私は「内定が出やすい職種」 を基準に考えました。

そして選んだのが…営業職

今の私「ちょっと待てぃっ!」

私、本来かなりの人見知りで内気な人間です。

子どもの頃、近所の人に会うだけで母の後ろに隠れて挨拶できないような子だったんです。

学校のクラス替えで新しくなったクラスになかなか馴染めず、新しい環境も苦手だった。

それなのに営業職?😂

これも今思えばだけど、物心ついた時から母は私の内気さにダメ出ししてたし、何となく「明るくて友達が多くて勉強も出来て運動神経も良い」子どもを私に期待してたのを感じてた。

だから、大学生になって実家を出て物理的に母から距離を置いても、物心ついた時からの母の呪いから、全く解放されてなかったんですよね。

内気で人見知りな人間はダメな子、という先入観がありました。

本来の自分を認められず「私は明るくて積極的で活発な人間」と思い込もうとしてました。

そんな私には営業職が向いている、と。

そして実際に総合職の営業職で内定をもらえました。

だから、苦しかったですよ、その後の社会人生活。

人生で初めて「楽しい」と思えたこと発見✨

そんな苦しい営業職時代、唯一楽しい仕事がありました。

ルート営業先の小売店で、商品が売れるように POP(販促ポップ)を作る こと。

会社の販促部が作った立派なPOPじゃなくて、「現場で本当に欲しいPOP」を自分で手作りするんです。

商品カタログから画像をハサミで切って、POP用紙に貼って、手書きで「新商品!」「一番人気」って書く。

これが、楽しかったんですよ✨

上司もこのPOPを見て「ええやん」と販促部に直談判してくれて、ちゃんと採用されたりして。

で、後で気づいたんです。

そういえば私、大学受験のときデザイン専門学校に行きたかったな、と。

母が反対するのは分かってたので諦めたけど、本当はそっち方面に興味があったんですよ。

もっと早く自分の本心に気づいていたら、人生どうなってたかなぁ。

今の人生にはとても満足しているので「たられば」は言わないですけど、ふと思うことはあります。

22年生きてきて初めて「楽しい」と思えた事も、スルーしちゃうんですよね。

自分の気持ちを素直に表現してこなかったから、自分の内側の変化に気付けないんです。

人間関係でもバグる

社会人になってからの人間関係でも、これがいい感じにバグります(^▽^;)ゝ

例えばAさんと話していて、私は「Aさんはこう思ってるだろう」と予測して、それに合わせた発言をします。

ところがそこにBさんが加わって、Bさんが「いや、私はそうは思わないな」と言い出した瞬間、私はフリーズ😨

なぜなら、Bさんの意見が、本当の私の意見と同じだから。

「えっ、私もBさん派なんだけど…でも今さら『分かるぅ!』なんて言えない…」と、内心パニック。

その後の私はほぼ無言。

子どもの頃は、母だけを見ていれば良かったけど、社会に出たらそういう訳にはいきません。

そんな感じで、人と話すのがどんどん怖くなっていきました。

「相手のことを考えて行動する」とは別物

「相手の気持ちを察するのは素晴らしいことじゃん」って思った人もいるかもしれませんね。

けどね、ちょっと違うんですよ、これ。

私の場合、そこに自分の意見が一切ないんです。

相手を思いやってる風だけど、実は自分を消してるだけ、ただただ、否定されたくない、というだけ。

これ、めっちゃ生き辛い😞

やってる本人もしんどいし、相手にも本当の自分を出せないから、深い関係も築けない。

毒親育ちの方、こういう経験ありませんか?

次の記事では、私が30代でようやくたどり着いた「自分を取り戻す方法」を書きますね。

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