前回の記事で「死を踏みとどまった話」を書きました。
「その後どうやって立ち直ったのか?」について、今日は 私が実践した自分を取り戻す2つの方法 をシェアします。
カウンセラーじゃないので「正解」とは言えませんけど、私には合っていた。
同じく毒親育ちで生き辛さに悩んでる方の参考になれば。
まずは自分を知る
20代はとにかく楽になりたくて、なんでこんなに生き辛いのか?を知りたくて、自己啓発本を読み漁りました。
その中で知ったのは「アダルトチルドレン」。
アダルトチルドレンとは?
子どもの頃に親の愛情や安心感を十分に得られなかった。
親からDVやネグレクトを受けていた。
などが原因で大人になり切れない大人、という感じかな。
子供の頃に思う存分、子どもとして生きてこられなかったために、心が大人になり切れない大人のことです。
子どもの頃の「褒めて欲しい」「甘えたい」「受け入れて欲しい」という感情を受け入れてもらえなかったから、その感情を大人になっても持ち続けてしまうんですね。
だから過剰に、または歪んだ感情を持ってしまうんです。
ちょっと批判されただけなのに、過剰に落ち込む。
ちょっと冷たい反応されただけで「嫌われた」と落ち込む。
嫌われたくないから、本当は嫌な事にNOと言えない。
実は、今でも私は、ちょっと冷たい反応されただけで嫌われたかも、と落ち込むことは、まあまああります。
ほとんどは私の思い込みだと後で分かるんですけど、こんなの繰り返してたら、そりゃしんどいですよ。
それでもね、こんなでも、昔に比べたらかなり生きやすくなりました。
具体的に私がやってきた事をご紹介します。
方法1:親への手紙を書く(実際に出さない)
私が一番効果を感じたのがこれ。
ノートでも紙切れでも何でも良いんだけど、親への手紙を書き出します。
ポイントは、実際に親に送らないこと。
だから、相手がどう思うか、なんて気にせず、自分が今まで感じてきたことを全部ぶちまけてOK。
というか、ぶちまけないと、この方法を実践する意味はない、と言ってもいいぐらいだと思う。
例えば
- 親にしてほしかったこと
- 親にしてほしくなかったこと
- 「あの時のあの一言」がどんなに悲しかったか
- なんであんなこと言ったの?
- どうして私を○○してくれなかったの?
何でも良い。
ほんっとうに何でもいい。
子どもの頃の気持ちを、思いつくまま、数日かかっても良いので、全部ぶちまけてください。
そしてもう一つ、忘れちゃいけない作業
ぶちまけたあと、もう一つやってほしい作業があります。
「親の愛情を感じた瞬間」も、思い出して書き出すこと。
私の場合、こんな感じでした。
- 雷が怖くて父の布団に潜り込んだときの父の温もりと安心感
- 母に庭に追い出された私を、こっそり家に入れてくれた父
- 赤ちゃんの私を抱いて愛おしそうに見ている母の白黒写真
- 大学の入学式の朝、家を出る私を窓から見送っていた母
- 卒業式に、私に内緒で見に来ていた母(袴の色良かったね、と後で言われた)
- 大地震のあと、心配の電話をくれた母
もちろん、育児放棄されたり虐待とか暴力だらけで「愛情を感じた瞬間」なんてない人もいるかもしれません。
そもそも親の事を知らない、なんて人もいるかもしれませんね。
そんな人は前半だけでも試してみてください。
私は書きながら涙が止まりませんでした。
と書いている今も涙が出そうになります。
方法2:自分に「なんで?」と問い続ける
これは少し難しいかも。
ネガティブな感情が湧いたとき、その感情を放置せずに、徹底的に「なんで?」と自分に問いかけるんです。
例えば、「特に何かされたわけじゃないのに、なぜか好きになれない人」っていません?
「あの人、なんかムカつくんだよなぁ」みたいな。
そのとき、自分に聞くんです。
「なんで、ムカつくの?」
「うーん…なんか自信ありげな感じが嫌かも?」
「なんで、自信ありげな感じが嫌なの?」
「…なんか鼻につく」
「なんで、鼻につくんだろう?」
「私には出来ない事をしてるからかも。。。あ、わたし嫉妬してるんだ」
ここまで来ると、完璧👍
実体験:私の場合は「嫉妬」だった
私の場合、どうしても好きになれなかった人がいて、この「なんで?」をとことんやった結果、たどり着いたのが自分の嫉妬でした。
その人は、特に見た目が良いわけでもないのに(ごめんなさい)、なぜか自信にあふれ、いつも堂々としていた。
私が持ってない自己肯定感を、その人は持ってた。
私もそうありたいけど、無理。
それが羨ましくて羨ましくて。
それを認めたくなかっただけだったんだって気付けました。
認めると、楽になる
自分のネガティブな感情を認めるのは、最初しんどいです。
でも一回認めると、不思議と気が楽になるんですよ。
「あ、これは私が嫉妬してるだけ。あの人は関係ない。」
そう思えると、相手と素直に向き合えるようになる。
もしそれが難しそうなら、無理に向き合う必要もなく、ただ距離を置けばいいだけです。
重要なのは、そのネガティブな感情の根拠が自分自身にある、ということに気付くことなんです。
完璧には治らない。でも、楽になれる
正直に言うと、毒親の呪縛は完全には消えません。
私も30年経った今でも、咄嗟に「相手が喜ぶ(だろう)発言」をして、後で「あ〜やってもうた」と後悔することがあります💦
でも、若い頃に比べたら、本当に楽になりました。
今でも父や母と二人きりになるのは気持ちが落ち着かず居心地が悪く、苦手です。
毒親育ちの皆さん、子供の頃の親の影響は想像以上に大きい。
ちょっとやそっとじゃ、自分を取り戻せません、残念ですが。
けど、きっと楽になれる。
焦らずちょっとずつでいいので、自分を取り戻していきましょう。
