私は大学を卒業後、今思えば良い会社に就職できました。
その会社を辞めた後は派遣社員として大手外資系会社から個人経営の不動産会社まで、様々な企業で働いてきました。
けどね、しんどかった。
何がしんどいって、自分への周囲の評価です。
普通に仕事をこなすだけだと評価されない、いや、むしろ評価が悪い、と感じていたんです。
- 同僚より良い業績を出さないとダメ社員。
- 同僚より早く仕事が出来ないとダメ社員。
- 1回でもミスをしたら評価が地に落ちる。
- 優秀な成績を収めないと評価されない。
- 普通じゃ評価されない。
こう思っていたので、必死で仕事しました。
ちょっとでも出来ないことやミスががあると「やばい、出来ない社員だと思われる」と不安で、必死で働きました。
これも、今思えば「デキる子どもじゃないと愛されない」という実体験からくるものだと思います。
頑張っても頑張っても褒めてもらえない子ども時代
私は子供の頃から母にこう言われてきました。
「なんで(テストで)100点とれないの?」
「なんでこんな事もできないの?」
「そんなの出来て当たり前。」
などなど。
頑張っても頑張っても、テストで98点とっても、授業参観で沢山手を挙げて問題に答えても、褒めてもらえませんでした。
私が母から褒められた記憶は2回だけです。
1回目は小学低学年の時、爪を噛む癖のあった私に母は「せっかく綺麗な爪してるのに」と。
2回目は大学卒業の時、こっそり卒業式に来ていた母の「(私が着ていた袴について)あの色良かったね」。
これぐらいしか思い出せません。
それ以外は叱咤激励です。
母は私にやる気を起こさせるための叱咤激励のつもりだったかもしれないけど、小学生にとっては「なかなか本当の自分を認めてくれない」実感しかありません。
母に認められたくて褒められたくて、そりゃ過剰に頑張りますよ。
その感情が大人になっても染みつき離れないんです。
たった一つのミスで「あぁ、私は仕事が出来ないダメな人だって思われちゃう」と過剰に落ち込む。
他人の評価を過剰に気にする。
必死に頑張って成果も出して「きっと評価してもらえる」と期待しても、期待した反応がないから「こんなに頑張ったのに評価されないなんて」と不満が溜まる。
そら生き辛いわ。
会社勤めではなく、自分で事業するようになって随分楽になったけど。
周囲の評価は無視! 自分で自分を評価しよう
周囲の評価は無視しましょう。
とはいっても、そう簡単じゃありませんけどね。
親に認められた経験に乏しい、褒められた経験が乏しい。
こういう子ども時代を送った大人は、大人になったら「私を褒めて、認めて」と周囲に求めてしまいます。
けど、それじゃあ、しんどいです。
周囲に評価を求めた場合① パートナーへの依存
変なパートナーにつかまりますよ。
DVしてくるパートナーに対し「私の事を受け入れてくれる人」と思い込んで離れられなくなったりね。
他人に自己承認を求めてる人を、悪い人は嗅ぎつけ、つけ入ります。
本当の愛情を親から十分に与えてもらってないから、たとえ本当は愛情があったとしてもその愛情を実感できず大人になったから、それを求めて、偽の愛情や表面だけの愛情を示す人にすがってしまう。
そういう面でも周囲に求めてはいけないんです。
とっても難しいことだけど、まずは自分が愛情を欲していること、自己承認欲求が強いこと、自己肯定感が低いこと、を認めてあげることがとっても重要だと思います。
周囲に評価を求めた場合② ブランド品への執着
他人がうらやむブランド品を購入しがちです。
本当は欲しくないのに、一目で有名・高級ブランド品だと分かるものを買いがち。
周囲に褒められたら、まるで自分自身が褒められ、価値が高まったように感じてしまう。
周囲が褒めてるのは自分じゃなく、ブランド品なのに。
もし、自分が持っている物より高価なブランド品を持っている人が現れたら?
周囲に褒められて喜んでいた気持ちは一瞬で消えると思います。
そして更に高価なブランド品を求めていく・・・。
だけど、もっといいブランド品を持っている人が現れたら・・・。
自己承認欲求はいつまでも満たされず、お金ばかりが消えていくだけです。
周囲に評価を求めた場合③ 条件付きの表面だけの愛にすがる
その1と似てるんだけど、「あぁ、親の愛情不足なんだろうな」と思った印象的なニュースがあります。
2020年の流行り病で多くの人が外出しなくなった時、夜の街にいた男女のお話。
男性はホスト、女性はお客さん。
なんでこんな時に会うのか?というようなインタビューを男女にしていました。
女性の回答はこう。
今ならライバル(他の客)がいないからホストも会ってくれる。
と。
分かってるんよね?
他にお客がいないから会ってくれるって。
それ、嬉しいか?
そこに愛はあるんか?
まあ、ないわな。
余計むなしいだけ。
それなのに、すがってしまう。
悲しすぎます。
ホストだって分かってるんですよ、この女性が本当に自分の事を好きじゃないことぐらい。
この女性の本当の関心事はホストじゃなく、女性自身の中の自己承認欲求だから。
この女性はそのホストが好きなのではなく、誰かに認めて欲しいだけ。
その可能性をそのホストに期待しているだけ。
逆の立場になって考えてみて。
自分の承認欲求を満たすために近寄られて嬉しいですか?
承認欲求が強い人は周囲に関心があるのではなく、自分自身に関心があるんです。
それに気付き認めるだけでも、かなり気持ちは楽になるし、変な人に利用されることも減るんじゃないでしょうか?
まずは自分の承認欲求に気付こう
そのブランド品が本当に欲しいのか?
その人の事が本当に好きなのか?
その答えが「褒められたい」「認めて欲しい」なら、それは自己承認欲求からくるものなので、いつまでたっても満たされないかも。
自分より良いブランド品を持ってる人を妬む気持ちも出てくるかもしれない。
「私はこんなに好きなのに」と怒りが沸き上がるかもしれない。
どちらも、対象となった人にとってはいい迷惑です。
妬む気持ちも怒りも、その原因は自己承認欲求の強さであり、相手には関係ないことだから。
